名前:御坊茶日和(ごぼうちゃ ひより)

性別:男性 身長:175cm 年齢:16歳 出身:日本 職業:高校生

STR:11 DEX:12 INT:16 アイデア:80

CON:13 APP:5  POW:17 幸運:85

SIZ:14 SAN:-- EDU:15 知識:75

H P:14 M P:17 回避:24 DB:+1d4

図書館75/目星70/聞き耳70/拳銃70/オカルト70/心理学70

人類学51/他の言語(英語)51/歴史50/隠れる50

言いくるめ1/信用1/説得1/値切り1

 

▽特徴表

5-2:斜め上からの発想 狂気に陥った場合、探索者は独特の感性により、原因となった恐怖に対して秘められた真実を見抜くことができる。

6-6:急速な回復力 新陳代謝能力にすぐれている。耐久力を回復するロールの結果に+1。

 

▽鶸色(ひわいろ)#d7cf3a/鶸茶(ひわちゃ)#8c8861/茶色(ちゃいろ)#965042

 

▽概要

いつも教室の隅の自分の席で小難しそうな本を読んでいるような陰キャ男子高校生。

太く柔らかい、光に透けると茶色にも見える黒髪を、髪や首筋を隠すようなもさついたミディアムショートカットにしている。

酷い隈に縁取られたやや明るいブラウンの吊り目と困り眉で、片方の目を常に眼帯で隠している。また、眼帯をしている側の顔は酷い傷跡に覆われている。

話しかけられてもどもるか詰まるか黙るかしてしまい、そもそも一人でいる方が好きなようで誰かとコミュニケーションを取っている姿は稀。

頭が良いようで試験の点数は良いが、授業中に当てられた時に答えられなかったり、音読が上手くできなかったり、たまに授業と関係ないことをして咎められたりしており、成績は上の下程度。

 

▽口調

一人称:僕 二人称:あなた、君 三人称:苗字+さん

柔らかい口調に吃り気味でおどおどした話し方。

 


◆秘匿内容

▽これまで

やや色素が薄いとはいえ標準的な黒髪黒目だが、生まれつき片目の色素が薄くそちらだけ薄茶や金に見える色合いをしている。

3歳くらいの時から親が新興カルト宗教にドハマリして、保育園や幼稚園には行かせてもらえずおつとめとか勧誘とか儀式とかに引っ張り回されていた。

就学しても家のことがご近所の噂になっており、あの家には関わってはいけませんみたいに言われていて人付き合いがほとんどなかった。

また教団からは色の薄い片目を「悪魔の目だ」と言われ、悪魔祓いと称して暴行を受けていた。心酔してる親が止めるわけもなく大人しくされるがままでいた。

たまに生死の境を彷徨いかけたからかぼんやりとした霊感的なサムシングを得たが、バレたら今度こそ殺されると思って秘密にしていた。

小6の夏休みくらいの時に上層部の人間が何人か捕まったり行方不明になったりして教団は解体され、親は呆然自失となりなんやかんやで近所に住んでた親戚の家に引き取られた。

またその解体騒動の時に本当の悪魔祓いに来ていた現在の師匠に出会い、才能を見抜かれて弟子入りした。自分を見付けてくれた師匠にだけは親のように懐いている。

 

幼少期の体験から人間不信の対人恐怖気味で、相手の機嫌を損ねないようにしようとしてから回ることが多い。また幼少期のことや悪魔祓いについて他人に知られたくないので、ぱっと話題が出てこず会話が詰まることも多々ある。

中2の時に話題に困ってテンパって、身近になってきた悪魔や呪文についてうっかり口を滑らせたことがある。相手が幼馴染でしかも同じ高校に入学した上に同じクラスになりなんなら修学旅行では同じ班になったので色々なことをバラされないかと気が気でない。

団体行動が嫌で嫌で仕方がないので本当は修学旅行なんて行きたくないのだが、師匠にいいとこ見てもらいたいので悪魔祓い頑張るために行ってきます。

 

都合のいい神様はいないと思っているけど、人智を超えた何かよからぬものがいることは知っている。そのせいか、いいものごとより悪いものごとを見がち。

 

▽パーソナル

趣味は読書、好きなものは一人の時間、嫌いなものは暴力、苦手なものは人間。

大人しく引っ込み思案で控えめで受動的な内向型で常になにかを警戒している。

元来そんな性質ではあったが幼少期の体験により強化されており、強めの人間不信と対人恐怖も抱えている。

精神が強いため理不尽な仕打ちに耐えられてしまう上、賢いので相手との力量差を理解し無闇に逆らうこともできない。

 

家にいてもやることが読書か学校の勉強か悪魔祓いの勉強かしかないため、自習ばかりしていたらいつの間にか高校のカリキュラムは大体終えてしまった。

進学を考えているが、無難に文学部に進もうか、心理学とか民俗学とか哲学とかで神を信じる人間の心理についてやろうかとか、まだ決めかねている。

引き取られた親戚の家は一般的で普通の家庭だったが、手負いの獣状態かつ人間不信と対人恐怖も背負っての対面だったため、未だに腫れ物に触るような扱いをされている。お互いにどうしていいか分からないだけで関係が悪いわけではなく、大学進学も勧めてくれている。

 

経験不足と話題不足と考え過ぎによるコミュ障。

まっとうな対人経験が乏しく、どうやって話せばいいのか分からず慌てる。秘密にしたいことが多すぎて、何を話したらいいのか分からず詰まる。機嫌を損ねないように気を使いすぎて、どうしたらいいか分からなくなって黙る。

これからの修練でなんとかなるやつなのでまあ頑張れ。

 

師匠がお守りとしてくれた銀色の十字架のネックレスを肌身離さず大切に着けている。

 

▽幼馴染

5歳頃に宗教的行為の一環として町外れの山林に一人置き去りにされていたところで出会った。

出会った時の彼は蛙をバラバラに解剖していたが、とはいえ馴染みの信仰カルト宗教でも修行や儀式と称して人間をボコボコにしたりしていたのでそこまで強い抵抗感を抱くこともなかった。

幼いのに外面を器用に取り繕って本性を隠す彼をかっこいいと思い、誰からも排斥された自分をありのままに受け入れてくれたことに恩を感じている。

家のことや宗教のこと、自分の霊感らしきものについては話さなかったが、それでも色々な話をたどたどしく語る自分に付き合ってくれた彼によく懐いていた。

友愛や兄弟愛のような感情だが、中1の頃に勢いか流れか何かで彼に抱かれても中2の時にキスをしても特に変わることはなかった。恋愛や性愛をよく分かってないんだと思う。

彼はどうも"よくないもの"に好かれやすいと気付いており、自分が彼を守ってあげられたらなと考えていた。

しかし中2の時、師匠にお守りをもらったことを受けて手作りのお守り(朱色の布に金糸で厄除けと刺繍された不格好なもの)を渡した時に、悪魔祓いに関することをうっかり話してしまい、「これって自分がそばにいる方がこの先なんらかの事態に巻き込んで彼を危険に晒してしまうのでは?」と気付いてしまった。

それから距離を置くようになり、同じ高校に入学してからもずっと交流しないようにしていた。

それなのに修学旅行で同じ班になってしまい、しかも最近なんか不穏な気配がするし心配と不安が募っている。巻き込みたくはないが、しかし放っておいて何かあっても嫌なので、戦々恐々とした気持ちでいってきます。

 

▽MetaMemo

牛蒡(ごぼう)。キク科ゴボウ属。夏の花。花色は紫、白など。3月29日の誕生花。

花言葉は「私にさわらないで」「しつこくせがむ」「用心」「いじめないで」「touch me not(私にさわらないで)」「importunity(しつこくせがむ)」。

 

ナミダ/MARETU

 

▽HO2へ

御坊茶日和(ごぼうちゃ ひより)は、あなたの幼馴染の男性だ。やや色素の薄い黒髪黒目で顔色が悪く、いつも片目に眼帯をしている。

あなたが小学校に上がった頃から、周囲の大人は「御坊茶家には関わるな」と言っていた。誰も理由までは教えてくれなかったが、日和の両親が妙な服を着て妙な集まりに参加していたり、誰かの家に妙なチラシや本を持って訪ねていたのを見たことがある。時折それに日和が同行していたこともあった。

また日和は何故か生傷が絶えず、絆創膏やガーゼが貼ってあったり雑に包帯が巻かれていたりもした。

その影響で日和自身も遠巻きにされたり変な噂をされたりしていた。もしかしたら間接的でひっそりとしたいじめや嫌がらせもあったかもしれない。

 

とにかく誰も関わろうとせず関わってはいけないとも言われていた御坊茶日和と、あなたは幼馴染として交流があった。

彼は自分や自分の家のことを話したがらず、そもそもあまり口を開くこともなく、話すのも下手で世間話も自己主張もろくにできない、引っ込み思案で大人しい少年だった。

小学6年生の秋頃から学校に来なくなり、卒業間際にまた登校を始め、中学は普通に登校していたようだった。それと同じ時期、小6の夏休み頃に近所に本部があった新興宗教が潰れたらしく、またその後に日和は親元を離れ近所に住む親戚の家に引き取られたらしかったが、詳細なことは誰も、日和すらも話さなかった。

中学三年間で日和が人付き合いを避けるようになったことで段々と疎遠になっていき、最近はほとんど交流がなかった。

 

という感じの、新興カルト宗教にドハマリした両親を持つ子です。教団は小6の夏頃に逮捕とか行方不明とかで潰れ、両親は呆然自失の廃人化、以降日和は親戚の家に引き取られました。たまたま近所だったため学区が変わることはありませんでした。

当時の日和は傷だらけでみすぼらしく、何よりも勧誘熱心で話の通じないヤバい奴らの子供だったため、とにかく遠巻きにされており友達らしい友達もいませんでした。保育園や幼稚園にも行っておらず、子供同士の集団生活は小学校が始めてだったようです。

なお現在でも傷痕は残っており、眼帯も相変わらず着けたまま、人前で外すことはありません。もしも眼帯を外すよう催促したことがあるなら、その時だけは普段の様子とは打って変わって強く拒絶を示し、強要するならば激しく抵抗したでしょう。

 

どの時点で興味を持ち、声をかけ、幼馴染としての関係を持ったのかは好きに設定してください。幼い日和に拒む手段はありませんでしたから。